ビットコインキャッシュ Bitcoin Cash

ビットコインキャッシュ Bitcoin Cash

ビットコインキャッシュ Bitcoin Cash

ビットコインのスケーラビリティー問題を巡る対立から、ついに誕生したビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCC/BCH)。ブロックサイズが1MBだったビットコインからハードフォークして、新たな仮想通貨として生まれ変わったビットコインキャッシュのブロックサイズは最大8MBまで拡大します。

ビットコインとは全く別の仮想通貨

ビットコインの仕様を引き継ぎ、ビットコインからスピンオフした形で生まれたビットコインキャッシュですが、ビットコインとは全く別の仮想通貨です。ライトコインなどのアルトコインの一種ということになりますが、他のアルトコインとは異なり、あくまでもビットコインキャッシュはビットコインから派生した仮想通貨のため、ビットコインの過去の取引記録を受け継いでおりました。

ビットコインとは全く別の仮想通貨といっても、ビットコインキャッシュは0(ゼロ)から新しく生まれたわけではないのです。ビットコインのある時点から分岐して誕生しているので、分岐前の最後のブロックである478558までのブロックはビットコインと共有していることになります。そのためビットコインキャッシュ誕生前(分岐以前)にビットコインを保有していた人は、同等数のビットコインキャッシュが付与されることになるわけですね。

ビットコインキャッシュ最初のブロックとなる478559からは、ブロックサイズが最大8MBまで拡大する全く別のブロックとして生まれ変わったため、この時点でビットコインのブロックチェーンとは互換性がなくなります。

ビットコインキャッシュが誕生した理由

ビットコインキャッシュが誕生した背景には、ビットコインコミュニティーの中心的な存在である、2つのコミュニティーの対立から端を発します。ビットコインの立ち上げ期から関わってきたコア開発者コミュニティーを中心とする『Bitcoin Core』と、膨大な計算能力を提供してビットコインのネットワークを維持している大手マイニングプールを中心とした『Bitcoin Unlimited』。この2つの中心的なコミュニティーが、共通問題として認識していたビットコインのスケーラビリティー問題の解決方法を巡ってお互い譲らず、結果としてBitcoin Unlimited側がビットコインキャッシュを誕生させます。そのためビットコインキャッシュの開発には、ビットコインの立ち上げ期から関わってきたコア開発者コミュニティーは全く関与していません。

Bitcoin Core側は、仮想通貨の本来の思想である中央集権的に特定の国や企業などに管理されなくても、分散して広く公平にみんなで管理することによって信用を担保していこうというビットコイン立ち上げ当初からの理想を守る立場です。取引履歴がチェーンのようにひと続きに繋がっているからこそ改ざんすることができず、それが信用につながっていたはずのブロックチェーンが、ハードフォーク(互換性のないアップデート)の実行によって枝分かれしてしまってはブロックチェーン本来の思想ではないと、Segwit(セグウィット)という方法でソフトフォーク(互換性のあるアップデート)を実行するという考え方を崩しません。

簡単にいうと、ソフトフォークとは互換性のあるアップデートになるため、ブロックチェーンが枝分かれすることはなくなります。しかしBitcoin Unlimited側は、ビットコインの理想というより膨大なハッシュパワーを武器にマイニングによって得られる経済合理性を担保しながら、ビットコインのアップデートを行いたいという考え方なわけです。

さすがにこれでは相容れないとばかりに両者の妥協案なども提案されますが、ビットコインのスケーラビリティー問題を巡る状況は二転三転していきます。そして2017年8月1日、ついにBitcoin Unlimited側はハードフォークを行いビットコインキャッシュを誕生させました(詳細についてはこちらの記事で紹介しております

今後のビットコインキャッシュ

ビットコインキャッシュ誕生に際しては大きなトラブルもなく、順調に高値を更新しているようです。8月20日現在、24時間単位での取引量はビットコインを超えて約32億ドルに達しています。時価総額もついにリップルを抜いて約130億ドルまで拡大しています。

ビットコインキャッシュ高騰の要因は、やはりマイニングによるところが大きいといえそうです。マイニングの難易度調整が進んだことにより、ビットコインをマイニングするよりも儲かる状況になっています。ビットコインのマイナーがビットコインキャッシュに移ってきていることが顕著になってきており、処理時間の向上がビットコインの普及を加速させるとの期待感が、価格高騰の要因にあると考えられそうです。

乱高下の激しい仮想通貨の世界で、この勢いがどこまで続くかは分かりませんが、投機としての人気はしばらく続きそうですね。

ビットコインキャッシュ 国内での取り扱い

国内の取引所ではビットフライヤーで2017年8月2日に取り扱いが開始されております。しかし現在のところビットフライヤーでは、ビットコインキャッシュの売買はできますが、日本円で買うことはできないので、まずビットコインを買ってからそのビットコインでビットコインキャッシュを買う必要があるようです。

今後もビットコインキャッシュを扱う取引所が増えていくことは間違いなさそうです。Zaif(ザイフ)では、ビットコインキャッシュの板取引ができます。

追記:※2017年8月14日からコインチェックでもビットコインキャッシュの取り扱いが開始され、現在では主要な仮想通貨の取引所でビットコインキャッシュを売買することができます。

ザイフ

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