ジーキャッシュ Zcash

ジーキャッシュ Zcash

ジーキャッシュ Zcash

『ゼロ知識証明』を使った初めての仮想通貨(暗号通貨)として知られるZcash(ジーキャッシュ)。世界的なメガバンク、JPモルガンとの提携が話題となり大きな注目を集めています。

ゼロ知識証明と言われる技術を採用して、取引時の情報を非公開にできる秘匿性が特徴の仮想通貨で、通貨名はZECで発行上限枚数はビットコインと同じ2,100万枚です。プルーフ・オブ・ワーク(PoW)というコンセンサスアルゴリズムを採用している点や、承認時間などもビットコインと同じくらいの時間が必要とされていることから、第二のビットコインとも呼ばれていました。

また仮想通貨においては、この秘匿性に一定のニーズがあり、DASHmoneroと共に注目されています。

ビットコインとの違いと『ゼロ知識証明』

ビットコインとの共通点も多いZcash(ジーキャッシュ)ですが、大きな違いはその秘匿性にあります。ビットコインの場合は、ビットコインアドレスを使って取引を行うので、個人を特定できるわけではありませんが、取引記録が公開されているため取引の追跡が可能です。どのアドレスからからどのアドレスにいくら送金されたとか、保有している通貨の量などを誰でも知ることができます。コインアドレスや取引記録を公開することが透明性につながり、ビットコインはこの透明性が信頼性となり、広く浸透していきました。

これに対してZcashは、Z-SNARKという『ゼロ知識証明』の技術を使って暗号化されたブロックチェーンを採用して、送金者と受取者のアドレスを含む取引情報は非公開にして取引することが可能です。したがって取引の履歴を追跡することができません。簡単にいうと、取引の内容を第三者に明かすことなく、取引の正当性を証明できるのが『ゼロ知識証明』という技術です。これこそがビットコインと異なるジーキャッシュの大きな特徴です。

JPモルガンとの連携

2016年10月、JPモルガンはイーサリアムのプラットフォームをベースにした、Quorum(クオラム)というブロックチェーンのプラットフォームを発表しました。JPモルガンはジーキャッシュの暗号技術であるゼロ知識証明を“世界最先端の技術”と絶賛し、Quorumにこの技術を取り入れ、プライバシー保護のブロックチェーン取引に応用するため、ジーキャッシュとの提携が実現しました。

イーサリアムベースのプラットフォームに、ジーキャッシュの技術が融合したことは大きな発展といえます。世界的なメガバンクとの提携は、ジーキャッシュの可能性と新たな価値を生みだす機会となる事でしょう。

ジーキャッシュ(Zcash)の要点

  • 秘匿性が高く取引時の情報を非公開にできる
  • 基軸通貨名はZEC
  • 発行上限枚数はビットコインと同じ2,100万枚
  • コンセンサスアルゴリズム(PoW)や、承認時間はビットコインとほぼ同じ

ジーキャッシュ(Zcash)の購入

国内の取引所で唯一、Zcash(ZEC)を扱っていたコインチェック(coincheck)ですが、2018年6月18日をもってZcash(ZEC)を含む一部の仮想通貨が取り扱い廃止となることが発表されました。

これで国内取引所でZcash(ZEC)を購入することができなくなったわけですが、アメリカでは2018年5月19日、大手仮想通貨取引所のGemini(ジェミニ)が、ニューヨーク州の金融サービス局(NYDFS)の認可を得て、Zcash(ZEC)を扱うことが発表されました。

残念ながら日本の金融庁はZcash(ZEC)のような匿名性が高いプライバシー通貨の取り扱いは認めない方針なので、Zcash(ZEC)の購入は海外の取引所を利用するしかありません。

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