テレグラム(Telegram) 日本語化の方法と特徴

テレグラム(Telegram) 日本語化の方法と特徴

テレグラム

世界中で利用者が拡大しているメッセージアプリ「Telegram(テレグラム)」。日本ではまだ一部のアーリーアダプターの間で利用されている感じですが、テレグラムにはLINEなど既存のメッセージアプリにはない特徴があります。

これから日本でも利用者が増えるであろうテレグラムの特徴や日本語化する方法などをご紹介します。

テレグラム(Telegram)の特徴

テレグラムの特徴を簡単にいうと「プライバシー保護を重視して最高のセキュリティ性を実現した超高速なメッセージアプリ」といった感じでしょうか。

そんなテレグラムの主な特徴は次の2点

  1. シンプルなチャット機能で超高速
  2. プライバシー保護を重視した最高のセキュリティ

それでは順に見ていきましょう。

シンプルな機能で超高速

テレグラムは多機能というよりシンプルな機能で、直感的に使えるように設計されている印象を受けます。また、メッセージは世界中のどこに居る相手にも1秒以内に届けることができるという超高速の通信速度に加え、わずらわしい広告の表示もありません。しかも無料!

スマートデバイスのiOSやAndroid版だけではなく、WindowsやMac版に加え、Linux版も提供されており、クロスプラットフォームでシームレスに同期できます。

LINEなどの他のメッセージアプリ同様、メッセージの他にも画像や動画ファイルなども送信可能で、グループチャットや配信チャンネルを持つこともできます。

プライバシー保護を重視した最高のセキュリティ

テレグラムはデータを暗号化することでプライバシーを守り、高いセキュリティ性を実現しています。

メッセージのやり取りは「MTProto mobile protocol」という独自の暗号化プロトコルでプライバシーを担保していますが、テレグラムでは秘匿性に特化したシークレットチャットモードという機能が用意されています。

シークレットチャットモードでは、送信者と受信者の間で暗号化されたメッセージがエンド・ツー・エンドで送受信されます。つまりシークレットチャットモードでやり取りされたメッセージは、テレグラムのサーバー上にもデータが残ることはないので、テレグラムの運営側でもメッセージの内容を知ることは出来ません。

通常のメッセージアプリの場合、サーバーに全メッセージの記録が保存されます。もしハッキングでもされたらメッセージの内容は第三者に漏洩する危険があるし、特別な権限を持った管理者ならデータにアクセスすることも可能でしょう。

しかしテレグラムのシークレットチャットモードでは、チャットをしている者同士の端末上にしか記録が残りません。秘匿性の高いメッセージのやりとりをする場合、シークレットチャットモードを使えば、第三者にメッセージが漏洩することはほぼないでしょう。

このようにテレグラムは非常に優れたセキュリティ機能に特化しており、スクリーンショットの制限機能やアプリそのものにパスワードロックをかけたり、デバイス固有の認証機能(指紋認証・顔認証)や2段階認証にも対応しております。

テレグラム(Telegram)アプリの機能紹介

さて、それではテレグラムの主な機能である次の3つの機能について見ていきましょう。

  • チャット
  • チャンネル
  • 音声通話

テレグラム(Telegram)のチャット

まずはチャット(LINEでいうトーク)。テレグラムのチャットでは以下のことが出来ます。

  • 通常のチャット
  • シークレットチャット
  • グループチャット

通常のチャット

テレグラムのチャットは「MTProto mobile protocol」というテレグラム独自の暗号化プロトコルでプライバシーが守られています。また、LINEでいうところのスタンプ(テレグラムではステッカー)は無料で利用できます。

シークレットチャット

テレグラムの目玉機能ともいうべきシークレットチャットモード。先に紹介したように、暗号化されたメッセージがエンド・ツー・エンドで送受信され、秘匿性に優れたメッセージのやり取りを実現します。

その他にもシークレットチャットモードでは、相手がメッセージを読んだ後、一定時間が経過したら自動的にメッセージを消去できるようにしたり、自分か相手がメッセージを削除すると、自動的にもう一方のチャットからもメッセージが消えるようにすることもできます。

シークレットチャットモードの主な機能
  • 相手がメッセージを読んだ後、時限で自動的にメッセージを消去できる
  • 自分か相手がメッセージを削除すると、自動的にもう一方のチャットからもメッセージが消える
  • ログアウトするとシークレットチャットのメッセージが消える

グループチャット

LINEでもおなじみのグループチャット。グループチャットでは複数人が同時にチャットできるので、一度に多人数と情報を共有したい場合に便利です。テレグラムでは通常のグループチャットの他に、スーパーグループという大規模のグループチャットが用意されています。

テレグラム(Telegram)アプリのチャンネル

テレグラムではチャンネルを作成することもできます。チャンネルでは管理者(チャンネルを作成した人や管理者に指定された人)のみが、情報を発信することができて、メンバー数に制限はありません。

LINEの公式アカウントのようなイメージで、企業が新サービスを発表する時などに使うと便利です。誰もが閲覧できる「公開チャンネル」と、メンバーのみが閲覧可能な「非公開チャンネル」があります。

テレグラム(Telegram)の音声通話

LINEのように音声通話をすることも可能です。

テレグラム(Telegram)の日本語化

残念なことに現在のところテレグラムは日本語未対応です。今後テレグラムで公式に日本語対応すると思いますが、とりあえず公式ではないですが設定画面などを日本語化できる方法をご紹介します。

日本語化の手順は以下の通りです。

  • スマートフォンのブラウザで「日本語化チャンネル」にアクセス
  • リンクをタップ
  • テレグラム上で日本語化のバッチファイルを適用する

こんな感じでとても簡単に日本語化できます。※テレグラムで公式に提供されている日本語化の方法ではないので、あくまでも自己責任でお願い致します。

とりあえずテレグラムのアプリがスマートフォン(iPhone)にインストールされている前提で日本語化していきます。

まずスマホのブラウザ(safariなど)を立ち上げで、「テレグラム日本語化チャンネル」と検索します。すると、いくつも検索候補が表示されると思います。

公式なテレグラムのサイトではないので、ここでは直接リンクは貼りません(誤ってリンクをクリックしてしまわないように)。

検索候補にあがってきたテレグラムの日本語化サイトでは、「日本語化はこちら」のようなリンクをクリックすると、自動的にテレグラムのアプリが立ち上がります(下記画像のようになります)。

テレグラム日本語化

iPhoneなら画像上の部分「iPhone用です」、Androidなら画像下の部分「Android用です」の↓をタップします。

すると下記画像のように日本語化のバッチファイルを適用してもいいか?と訪ねてくるので「apply localization」をタップします。

テレグラム日本語化

これで完了です。下記画像(右側の赤枠部分)のように日本語化されています。

テレグラム日本語化

テレグラム(Telegram)のICOプロジェクト

テレグラムは2018年3月に「TON(Telegram Open Netwrk)」というICOプロジェクトを行うと発表しました。

テレグラム上でGram(グラム)というトークンを利用して、国際送金を手軽に行えるようにすることなどを目的としたプロジェクトで、当時は史上最大のICOになると期待を集め、仮想通貨コミュニティの間では大きな話題となっていました。

しかしこのICOプロジェクトは一般向けのICOの前に行われるプライベートセールで、17億ドル(約1,870億円)という莫大な資金を調達。結果的に2018年3月に予定されていた一般向けのICOは中止となります。

このプライベートセールでの調達額を見ても、テレグラムへの期待の高さが窺い知れます。すでにテレグラムユーザーは世界で2億人を突破しているようですが、今後さらにユーザーが増えることは間違いないでしょう。

ロシア政府の圧力にも屈しないテレグラム

テレグラムの最終目標は、「プライベートな会話の保護」や「個人情報の保護」だと言われるように、テレグラムはユーザーのプライバシーを優先した非営利団体として活動しています。

テレグラムは以前、ロシア連邦保安局(FSB)からテロ事件の通信手段にテレグラムが使われているとして、通信記録へのアクセス権を渡すよう要求されました。

しかしテレグラムの創設者であるパヴェル・デューロフさんは「プライバシーは人が生まれながらに持つ権利である」と主張してこの要求を拒否しています。

日本の警視庁も犯罪の温床になっているとして、テレグラムに危機感を強めているというニュースも出始めているため、テレグラムに対してネガティブなイメージを持っている人も少なからずいるのではないでしょうか。

今後、各国でテレグラムに対してどのような対応になるのかは未知なところがありますが、メッセージアプリの近未来形ともいえそうなテレグラム。国の大きなプレッシャーにも負けず、イノベーションを進めるテレグラムの開発チームに期待しています。

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